第1回目はやはり正統的に「ラテン」がらみで始めます。 景気の先行きが不透明ななか、企業がリストラを一段と進め、 安定して働ける環境が崩れ去ろうとしているからです…」 といった前段の後に記事文がつづき、そして一際目立つように箇条書き項目の表組みが配されています。その表のタイトルは、 そして、その“7カ条”のひとつに、堂々と次の項目が記されていた。 あまりくよくよしすぎてもよい結果は生まれない。 「会社なんて」「仕事なんか」と突き放す態度も時に必要。 そう、ラテンは、いまの泥沼のような日本を生き抜くための重要項目のひとつであったわけです。ちなみに、この項目を提唱したのは博報堂生活総合研究所(←私の友人も勤務している)の所長さん。当高澤屋でラテンフロアを担当する私にとって、まさに我が意を得たり!と、ヒザをうつご意見である。 余談ながら、“7カ条”の残りの6つは、 退職金など条件がよいからと、簡単に勧奨退職に手を挙げてはいけない。 元の職場より恵まれたところはほとんどない。 【健康であれ】 当たり前だが、これなくしては不安定な時代を生き抜けない。タフでなければ! 【好奇心をもて】 新しい時代のニーズがわからない人は使えない。業界の論理やしきたりだけで働くようでは情けない。 【35歳までに英語力を】 再就職先として有望視される外資系に転職するには、最低限必要だ。ほかの言語が堪能ならなおいい。 35歳を過ぎて英語ができなければ、外資からもお呼びがかからない。 【友だちをつくれ】 仕事は口コミで決まる。いざという時に頼れるのは、信頼できる友だち。 それは私設の職業紹介ネットワーク、相互安全保障だ。 【生活のリストラを】 惰性で続けるゴルフ、無駄なつきあい酒をやめて、自分を磨こう。 細かいところはともかく、大筋において、ひとつひとつウナヅける内容ばかりである。 ほんとうに冗談抜きで、ラテンなパワーで自分を守っていかなくちゃイカンのね、とひしひし思ってしまう昨今でありました。 |
('01/04/05)