Asunto-2 : なんど見ても目がとまってしまう伝統芸能像

それは、新聞の広告でたびたび目にするこれです↓

 

 

これは有名な日本直販さんの通販広告です。商品は「どじょうすくいセット」。お手本(教則)ビデオと、豆絞り手ぬぐい、竹ビク、竹ざる、そして踊りBGMのカセットテープがセットになっているそうです。(今も販売されているかどうかは未確認) 広告にはボディコピーでこうも記されています。


歌って踊れば大爆笑!! 宴会芸の決定版「どじょうすくい」が十八番になる!
模範踊りとり方を解説したビデオにカセット、さらに小道具一式もお付けした
「どじょうすくい」セットがあれば、いつでもどこでもあんたが主役!
安来節どじょうすくい全国大会3年連続優勝に輝く一宇川勤先生が指導します。

上記の写真に登場している方が、一宇川氏その人のようです。すばらしい。
しかも氏は「正調安来節保存会・一宇川流家元」だとのこと。すばらしい。

これは、目に留まってしまいます。私はこのビジュアルが新聞紙上に載っていると、もう目を離すことができなくなり、“ああ、また今日も見ることができた”とうれしい気持ちにあふれます。(でも、最近ちょっと、"逢える日"が少なくなっていて寂しいです)

これこそ日本のフォルクローレ、伝統芸の極みと言ったら言い過ぎでしょうか。民族の魂を具現し、現代に未来に引き継ぐという意味において、私は、このビジュアルに「ラテンなもの」としての共通項を感じてしまうのですが、いかがでしょうか。

私自身がこの通販教材セットを購入することは無いものと思われます。が、日本直販さんには引き続きの商品の販売を続け、折を見てまた新聞広告を掲載してくれることを望みます。また、家元であり、全国大会3年連続優勝である、一宇川勤氏のご健勝と今後ますますのご活躍を願ってやみません。

('01/06/18)