それは、私が、ある必要にせまられて手に触れることになった、これです↓
![]() 多少迫力がでるように、少し大きめの写真でお見せしています。 まあ、たかだか200万です。“日本銀行券”という紙が200枚重なっているだけのものです。あの時効になった三億円犯人(話が古すぎ?)が持っていったのは、これの150倍の高さの直方体です(それはすでに直方体でなく“柱”かも)。また、あのガイムショー関係のひとびとが手にした額や、昨今の半導体電機メーカーさんの赤字額などはさらに天文学的な倍率です。 そんな極端な例をださなくても、たとえば、他にどうしてもない穀物を足でさがしてゲンナマで買い付ける商社の人や、小さな戸建ての人の日照権を“即金”の威力で買い集めるある種の不動産関係の人、愛車をバリバリチューニングにする趣味の人などは、この程度のモノはごく日常的に目にして手にしていることと思います。(売れっ子TVCFディレクターも、一回の仕事で、平気でこれくらいのギャラを手にしますね) もちろん、私だって、仕事でこれくらいの売上げはあげてます(そうじゃなきゃ、マズい)。が、それは会社に入るもので私のモノではないですし、第一、こういう“現物”を見ることはありません。Microsoft Excellのセル内に書かれた数字が「2,000,000」とか書いてあるのを目にするだけです。 ってなことで、改めて“現物”を、こう、間のあたりにすると、これは、小市民はちょっと嬉しくなってしまう。とりあえず、束を扇子のようにして、ほっぺたをビタビタ叩いてみたりもする(このビタビタ叩きを、ほんとうにするのが小市民。私も、ちゃんと、ほんとうにしました)。 そして、つかのまの、ほんわかシアワセな気分にひたるわけです。 あ〜、よかった、小市民で。 |
('02/04/26)